ディンプレックス社の家庭用電気暖炉は、大きく分けて「映像」タイプと「水蒸気」タイプの2モデルがラインナップ。
オプティフレーム ファイヤーシリーズ
5段階の光の反射・屈折でリアルな炎を再現・投影するモデル
Micro Stove(マイクロストーブ)、Arkley(アークリー)、Gisella(ジセラ)
4560254205225 / 4560254205096 / 4560254205225
最大のメリットは安さ。
インテリア雑誌に掲載された事でも話題となり激売れしている「マイクロストーブ」は、どの部屋にも合うコンパクトサイズで、1万円台(低価格)から購入する事が出来ます。
マイクロストーブ レビュー
デメリットは、「映像」なので真上から見ると炎が平面に見えてしまう事と、炎のパターン(動き)が一定になってしまう事です。
電気暖炉ファンヒーター オプティフレーム
http://www.dimplex.jp/optifireplace/products/optiflame/
※サイト内に炎の映像動画あり
オプティミスト ファイヤーシリーズ
水蒸気の揺らめきと光の反射でリアルで立体的な炎を演出するオプティミスト機能搭載モデル。
Gosford(ゴスフォード)、Burgate(バーゲイト)
4560254205072 / 4560254205065
オプティフレームが炎の「映像」を作るシリーズなのに対して、オプティミストは「水蒸気」で炎を再現するシリーズです。
最大のメリットは、水蒸気の量を調節する事で本物に近いリアルな炎を作る事が出来る、2018年現在電気暖炉メーカーの中では最も優れているモデルとなります。
デメリットは、細かい機能が増えた分販売価格がそれなりにします。
電気暖炉ファンヒーター オプティミスト
http://www.dimplex.jp/optifireplace/products/opti-mist/
今回は、こちらの水蒸気タイプ「ゴスフォード」のレビューになります。
ディンプレックス 電気暖炉 ゴスフォード
メーカー希望小売価格 96120円 JAN 4560254205072
ビックカメラ(全モデル) アマゾン(全モデル) 楽天市場(全モデル) ヤフーストア(全モデル)
冬に購入した際は90000円+ポイント10倍でしたが、現在はビックカメラなどの家電量販店ではポイント分を含めると実質55000円前後で手に入れる事が出来ます。
電気暖炉「ゴスフォード」のメリットとは?
水蒸気とライトの反射で炎のゆらめきを人工的に作っており、映像投影(下位機種)よりもよりリアルに薪が燃えているかのような炎が再現されています。
詳しくはユーチューブなどの動画で見てもらうとわかると思いますが、薪が燃えて火の粉が弾ける「パチパチ音」はないものの、本当に薪が燃えているように見えるくらいリアルです。
また、インテリアとしてだけではなく、ペットがいるからキャンドルなど火が出るものはあまり使いたくない・・・と思っていた方にもおすすめできる商品です。
電気暖炉のデメリットとは?
細かいメリットは沢山ありますが、あまりレビューに書かれないデメリットも紹介しておきたいと思います。
“暖房&加湿機能はあくまで補助機能の究極の「暖炉風インテリア」”
暖炉の下部から温度調節の出来ない温風が出てくるだけなので、部屋の広さによっては全体を温める事が出来ません。
ドライヤーを下において温風を出している状態をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。
やや寒い日に6畳の部屋を少し暖かくする事は出来ますが、寒い日はエアコン暖房などを使ったほうがコスパがいいです。
また、締め切った部屋ならいいですが、実際に置きたくなるであろうリビングやダイニングだと、「強風」にして使っても暖房効果はあまり上がりませんでした。
うちでは飼い猫が物凄く喜ぶので定期的に温風もつけてあげていますが、コスパを考えるとあくまでインテリア&リラックス効果をメインに炎のみを利用して、寒さ対策はエアコン暖房をお勧めします。
加湿に関しては、レビューサイトで「水蒸気なので加湿も出来る」と書かれている方もいますが、実際には気休め程度です。
炎(水蒸気)をつまみで最大量にすれば上から水蒸気が出て加湿器っぽくは出来ますが、ガラス面の結露が酷くなり、水が溜まりダイヤル&スイッチ部分に水が入り壊れる可能性が出てくるので、お勧めできません。
連続稼働時間は7~8時間程度
電気暖炉は中に入っているタンクの水(1リットル)が切れると電源が切れてしまう為、連続運転は最大で8時間程度になります。
逆に8時間以上は連続で使う事が出来ないので、消し忘れを気にしなくて済むのがメリットでしょうか。
部屋にいる時には暖房+炎にしておき、寝る時に炎だけつけておけば部屋自体は豆電球と同じ明るさになり、いつのまにか寝てしまっても朝には電源が消えているので便利です。
電気代が他の暖房器具よりかかる
地域によって電気代が違うのであくまで目安になりますが、温風を利用すると普通の暖房器具より電気代がかかります。
東京電力 10~60A契約第3段階料金 1kWh 30円2銭 ※30円で計算
1時間当たり金額 | 8時間使った場合 | 8時間×30日間使った場合 | |
水蒸気(炎)のみ | 0.2KW 6円 | 48円 | 1440円 |
温風(弱) | 0.7KW 21円 | 168円 | 5040円 |
温風(強) | 1.2KW 36円 | 288円 | 8640円 |
2016-2017年の冬に利用した際は、ずっと暖房(弱/強)をつけていた事もあってか、リビング利用でおおよそ8000円前後電気代がかかってしまいました。
なので、暖房機能を使うなら、閉め切った部屋での利用か、エアコン等の暖房器具との併用をお勧めします。
総合評価としては、暖房器具として買うと少し物足りなく感じてしまうと思いますが、癒し系のインテリアとしてなら間違いなくベスト商品です。
火を使うアロマキャンドルなどはすすも出てしまう上にうちにはペットがいて使いたくなかったので、本当にいい買い物をしたと思っています。