アマゾンの有料会員(アマゾンプライム)の為の年に1度の大感謝祭セール「アマゾンプライムデー」にてSIMフリースマホセールが行われていましたが、「実店舗のセールとどこが違うかわからない」「どうお得なのかが分からない」という質問がきましたので、カウントダウンセールで販売されていたHuawei P20 liteを例に、超初心者向けの解説をしたいと思います。

※Huaweiシリーズ(P10、P20 etc)がなぜお勧めなのかは別記している為、こちらでは省略させて頂きます。





実店舗とネットショップの価格の違い

携帯電話に限らず、家電製品は多くの在庫を抱えずに済むネットショップのほうが値引き率が高い事が多く、キャンペーンやプライムセールなどの特価セールがあると更に価格差は広がります。

で、今回アマゾンプライムセールで売られていたスマホの1つがこちら。

HUAWEI P20 lite 【OCNモバイルONE 音声通話対応SIM付】 [8,000円分キャッシュバック特典付]
アマゾン販売ページ

アマゾンプライムセール価格 24516円 にアマゾンポイント5.5%分付与 1349ポイント 実質23167円で購入が可能。
アマゾンカードを持っている人なら合計10%分(2451ポイント)付与で、実質22065円で購入する事が出来ました。


価格.COMで、契約や購入条件(縛り)がない「SIMフリースマホ」だけを購入出来るお店の最低価格は29780円で、次点がアマゾン(アマゾンは価格が常に変動するので注意)。
名前をあまり聞いた事がないネットショップは不安だという方は、楽天ブックスで31320円+313ポイント(実質31007円)、ビックカメラ/ヨドバシカメラで33550円+3350ポイント(実質30200円)などもあります。


この時点で価格.comで最安ショップよりも、6613円ほど安く買えていた事が分かると思います。
勿論、オークションサイトやフリマアプリの新品(キャリア版を除く)を買うよりも安く手に入れる事が出来ます。
オークション落札相場

ちなみに並行輸入品は安いですが、技適マークがなかったり(国内在住者が使うと法令違反)、キャリア携帯(ドコモ、ソフトバンク、au)はSIMロック解除をしても海外の一部のSIMが使えなかったり(周波数帯)するので、現状国内向けのシムフリ携帯が最強だと思います。



契約 事務手数料の有無

店頭で携帯電話のキャリア契約をすると事務手数料として3000円程度かかりますが、ネット契約なら一切かかりません
既にSIMフリースマホを持っていて、ネット用のデータSIMか通話も出来る音声SIMが欲しい場合は、88モバイルなどを利用すれば送料無料で格安で買う事が出来ます。

店頭も通販サイトも同じ通信会社のSIMカードが売られているので、どこの会社を利用したいか決まっているなら強くオンライン購入をお勧めします。
オンライン購入のデメリットは、申し込み(契約)後にSIMカードが届くので、店頭契約のように当日に開通が出来ないところです。



契約 SIMカード契約の有無

SNSや商品レビューなどを見るとかなり誤解している人もいるようですが、上記のように【OCNモバイルONE 音声通話対応SIM付】と書かれていても契約する必要はありません

これは、通信会社が自社を契約してもらえるよう携帯メーカーに宣伝してもらっている為の本体値引きになるので、同封されている申込用紙を送らなくても違約金等も一切かかりません。

自分が契約しているSIMカード(docomo,softbank,au etc)を購入したスマホに差し込むだけで簡単に使う事が出来ます。(APN設定が必要な機種もあります。)

むしろ、店頭でスマホを買う時のほうがSIMカード契約は必須です。

コン5コン10などでの割引対応で損はないアピール(コン5=コンテンツ5個)
家電量販店などでは、有料コンテンツを複数契約させる事で契約手数料を割引するという方法がメジャーです。
「初月は無料ですよ~」「不要ならすぐに契約解除してもらっていいですよー」のアレです。

実質〇円など複雑でわかりにくい契約方法で、スマホの契約期間を2年~3年縛りにする。 etc



スマホ本体を好きな時に売買する事が出来る

通常、2年間契約終了時に新しい機種に買い替え、以前のものを下取りに出すという流れがポピュラーなのかなと思いますが、通販で買った場合は余計な縛りがないのでいつでも売却が可能です。

極端な例ですが、SIMカードだけ欲しい人は、SIM代金も事務手数料もかからず無料でもらえるので、SIMだけ契約して本体をすぐにリサイクルショップなどに売りに行く方もいるそうです。
アマゾンプライムデーなど特価セールの後だと、明らかに転売目的で買ったであろう「新品未開封」のスマホ出品も増えますが・・・

今回の「OCNモバイルONE 音声通話対応SIM」は最低契約期間が6ヵ月なので、そこそこ綺麗な状態で本体を下取り(もしくは中古屋で売却)する事が出来、早いサイクルでスマホを買い替える事も可能です。
※現在のP20 liteの中古下取り相場は美品(付属品全完備)で16000円です。




音声通話SIMのメリット

SMS認証の他に電話認証が必要になった登録サイト(アプリ)やSNSが増えた
・オークションサイトやフリマアプリなどで、相手に長期利用している電話番号を教えたくない
・浅い付き合いの人用(もしくはあまり関わりたくない人用)の電話番号がほしい

などでしょうか?

「短期間契約」や「複数回線を所持」している場合のメリットも含めてですが、通販サイトや登録サイトでも大抵電話番号の登録は必須のうえ、自己責任外でも個人情報の流出事件が増えてきているので、自己防衛の意味も含めていつでも破棄できるサブアカウント用の電話番号を持っておくのもいいと思います。



キャッシュバックのメリット

店頭でよくあるキャッシュバックと同じく音声SIMを契約した人が対象となりますが、メリットは多々あります。

新規で電話番号が欲しかった人は、6ヵ月縛り(OCN音声SIM)が最低契約期間となるので、

CBで8000円を貰ってSIM利用代金月額1728円を6ヵ月利用して「8000円」-「6か月分の利用代金10368円」で6ヵ月の別途かかる費用が2368円
1ヶ月あたり394円で音声通話も可能な携帯電話を手に入れる事が出来ます。

もし大手キャリアで契約をしたい場合、音声SIMの電話番号をMNP(ナンバーポータビリティ)用として使う事も可能です。
「新規契約」や「機種変更」より「のりかえ(MNP)」のほうが圧倒的にキャンペーンや割引が多いので、キャリア契約をする場合も一度音声SIMを挟んでから契約をするとお得になります。



最後に… まとめ

簡単な説明ではありましたが、

・店頭より安く買える
・無駄な契約は一切しなくていい
・SIMカード契約は無くてもいい
・本体も好きな時に売却できる

などのメリットも多く、今回のケースだと半年利用で25535円(本体23167円+6ヵ月の契約料2368円)とかなりお得にスマホを持つことが出来たのではないでしょうか?
また、2台持ち(複数台持ち)を考えた場合でも、セキュリティ費用と思えば高くはないと思います。


日本ではあまり知られていませんが、以前フェイスブックは初期設定のままだと電話番号検索が可能でした。
フェイスブック利用者20億人に悪用リスク 情報流用 電話番号などから個人情報検索「すでに防止策」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29025560V00C18A4MM0000/
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29025560V00C18A4MM0000/

フェイスブックを初期登録のままやっている人だと学歴や趣味嗜好まで丸わかりです。(一般の人なら、やるとしても自分の電話(携帯)番号の前後を検索する程度でしょうけど…)

LINEも、電話番号検索で第3者に情報が渡ってしまう危険性もあります。


基本的にROM専の人なら問題はほとんどないかもしれませんが、複数のSNSアカウントを運営していたり、自分の名前や顔出しをしている人は、ヘマをした際に「Twitterを乗っ取られました!」「この投稿は私じゃありません!」とつぶやかなくて済むよう2台持ちもありだと思います。

ちなみに、私は仕事用とプライベート用に携帯を分けて使うようにしたので、SNSのID切り替え忘れによる誤爆は減りました(笑)