海外旅行でスマホやタブレットなどを利用する場合、ほとんどの方が下記のどれかに当てはまるのではないかと思います。

1:キャリア(docomo、au、softbank)の定額サービスを利用する。
メリット: 初期設定が不要でそのまま携帯電話を利用する事が可能。
デメリット: 1日の利用料金が高額になる。(各社3000円程度)

2:海外Wi-Fiレンタルを利用する。
メリット: 初期設定が簡単で、1台レンタルする事で複数台接続が出来る。
デメリット: 帰国日も含めた日数をレンタルする事になり、帰国後本体を返却する必要がある。
グローバルWiFi  イモトの wi-fi

3:プリペイドSIMカードを購入して利用する。
メリット: 格安でデータ通信をする事が出来る。
デメリット: 初心者には初期設定やチャージ方法が分かり難い。

この中では、JTBなど大手旅行会社のオプションサービスとしてもおなじみの「グローバルwi-fi」や「イモトのwi-fi」を友人同士やカップルでシェアして使っている方が圧倒的に多そうですが、
設定をしないまま渡航してしまうと内村航平選手のパケ死事件のような悲惨な事になってしまう場合もあります。

そこで、今回は「3」のプリペイドSIMカードを購入して利用する方法を紹介したいと思います。

※内村航平パケ死事件とは?
体操の内村航平選手がリオ五輪でサンパウロ入りしていた際に「ポケモンGO」のアプリで数日遊んでいた所、通信料として50万円の高額請求が届いたそうです。
この時は携帯会社に事情を説明して特例で1日3000円の定額料金に変更してもらえたそうですが、通常は自己責任で全額支払う事になります。



格安プリペイドSIM 「AIS SIM 2Fly」を利用しよう

海外旅行の際に現地でSIMカードを購入すれば格安でデータ通信をする事が出来ますが、機械音痴の方にとっては「SIMカードを買ったのに旅行先で使えなかったらどうしよう・・・」「設定方法が分からなかったら困る」など、不安要素があるのも事実です。

そんな時におススメしたいのが超初心者向け「国内で買える海外用格安SIMカード」“SIM2Fly”です。

アマゾンで購入  ヤフーストアで購入  楽天市場で購入(現時点で正規販売店がないので注意)


初心者向けのおすすめポイント

1:SIMカード3サイズすべてに対応

標準SIM(mini SIM)、マイクロSIM、(micro SIM)、ナノSIM(nano SIM)全てに対応しており、パキパキと手で割れるのでSIMカードカッターなどの器具は一切不要です。
マイクロSIMとして使いたいのにナノSIMサイズ用に割ってしまった場合はカードアダプタが必要になってしまうので、どのサイズのSIMにするかは切り取る前に確認して下さい。
SIMカードカッター  SIMカードアダプタ

2:設定が簡単で国内にいるうちから開通作業(アクティベート)をする事が可能

海外で「繋がらない…」「設定がよくわからない…」とならないように、日本にいるうちから設定を済ませておく事が出来ます。
iPhoneは全世界共通仕様なので設定が出来ない事はほとんどないと思いますが、マイナーなアンドロイド携帯や現地で開通させるのに不安がある人は日本で開通をさせてから持っていく事が出来ます。
ちなみに日本で開通設定をすると、ソフトバンクの回線に繋がります。

また、説明書をみてもどうしても設定がうまくいかない場合、直接販売店に日本語で問い合わせられるという点が、国内で海外用SIMカードを買う最大のメリットです。

3:現地とほとんど変わらない値段で購入する事が出来る。

SIM2Fly(シム・トゥ・フライ)はタイの有名キャリアAISが販売しているSIMカードなので、トラブルも少なく都市部では高速回線を利用する事が出来ます。
日本では株式会社ワイズ・ソリューションズさんが代理店をしていますが、海外の販売店でパスポートを出したり現地の言葉で対応する必要なく、ほぼ現地価格で購入する事が出来ます。

4月1日の販売価格比較
ワイズソリューソンズ  アジア8日間データ通信定額SIM 1400円送込
Thai AIS (公式サイト)  アジア8日間データ通信定額SIM 399タイバーツ 約1272円(1バーツ3.19円) ※実際は両替手数料がかかるので1272円+αです。

対応地域 14か国
台湾、香港、シンガポール、マカオ、マレーシア、フィリピン、韓国、インド、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ネパール、オーストラリア、日本

4:入国後すぐ利用する事が出来る。

現地到着後に空港などでSIMカードを購入しているかたも多いと思いますが、深夜早朝発着便だとSIMを販売しているお店が開いていなかったり、自動販売機で売っていてもSIMピンを忘れてトレイを開ける事が出来ず…といった私のような悲惨な状態になる事もあります(涙)


ちなみにハワイ(アメリカ)で利用する場合は、AISよりT-MobileのZIP SIM(Ready SIM)のほうがメジャーです。
設定が不安な初心者は、AT&T KDDI(au)×h2o wirelessのほうが利用しやすいと思います。 ※米国向けなので料金は高いです。

ZIP SIM
2016年11月からSIMを挿すだけで自動でアクティベーションするようになりましたが、機種によってうまく接続できないトラブルも少なからずあるようです。

h2o wireless
国内で電話番号を発行、アカウント設定が可能です。 また、現地直営サポートも行っているようです。


SIMカードのトラブルについて
低評価のレビューを見る限り、初期不良などではなく、初期設定の段階でつまずいてしまっている方も多そうな気がします。

・そもそもSIMフリー(SIMロック解除)スマホを使っていない
・プロファイルAPN設定を行っていない(すべて自動だと思っている)
データローミングを「ON」にしていない etc

ビデオレンタルやCDなどがダウンロード主流になったように、今後日本でもwi-fiレンタルからSIMカードを購入して利用する方が増えていくと思います。
機械は苦手という人でも、実際やってみると意外と簡単に出来てしまうので、海外旅行へ行く予定のある方は是非海外SIMも利用してみて下さい。



NEC Aterm MR04LN モバイルルーターで利用が出来る?

日本で一番メジャーなモバイルルーター「MR04LN」を利用しようとしている方もいると思いますが、使えるか使えないかの答えはYES!&NO!です。
AtermMR04LN  アマゾンで購入する

モバイルルーターは現在4台利用していてそのうち2台が「MR04LN」なのですが、1台はつながるのですが、もう1台は全くつながりません。
購入店舗は両方アマゾンなので設定の見直しなど色々とチェックしていくと、認識しない1台はファームウェアバージョンが最新になっている事がわかりました。

ファームウェア更新が原因なのかは分かりませんが、使っていて問題がなければむやみにバージョンアップはしないほうがよさそうです。

「MR04LN」も含め、基本的にルーターはSMS認証が出来ないので、スマホなどでアクティベーションを行った後SIMカードをMR04LNに挿して利用する事になります。
デュアルSIMスマホにも言える事でですが、SIM1スロットではうまくいくのにSIM2スロットでは繋がらないなどたまに不具合が出る場合もあるので、利用の際にチェックしてみて下さい。
フリーテルの格安デュアルSIMスマホはSIM1スロットに挿さないとうまくアクティベーションが出来ませんでした。


帰国後携帯が使えなくなった
「帰国後SIMカードを差し替えたのに携帯が使えない」などのレビューがありますが、これはプロファイルAPN設定を戻していないからです。
iPhoneなら、「設定」→「一般」→「プロファイル」で今回SIM用に作ったAPNをタップして「削除」。これで使えるようになっているはずです。


インスタグラム(Instagram)は、フリーwi-fiのあるホテルや飲食店で利用する。

YOUTUBEなどの動画は通信量が多い事は分かりますが、実はインスタグラムはフェイスブックやパソコン用のページを見るよりはるかに通信量を使っています。
通信量モニターなどで確認するとわかりますが、インスタはタイムラインにある画像・動画を全て読み込んでしまう為にタイムラインを見て自分の写真を上げてを繰り返しているとすぐに上限に達してしまいます。

海外で使う場合、「アプリの自動更新」や「クラウドサービス」のOFF設定は必須ですが、インスタを利用している人(特に芸能人やおもしろ動画等をフォローしている人)は利用時間に注意して下さい。